2015年1月26日月曜日

リーガ14/15 前半戦総括


リーガも19節が過ぎ、シーズン折り返しとなりました。

今シーズンは近年稀に見る接戦状態となっており、例年以上の盛り上がりを見せています。

そこで、今シーズンのプリメーラ全20クラブの前半戦総括を行い、後半戦への参考にしたいと思います。





【20位】 グラナダ 

勝点:14
2勝8分9敗
11得点31失点
Casa成績:1勝5分3敗 5得点10失点
Fuera成績:1勝3分6敗 6得点21失点

【基本フォーメーション】
1部昇格時から課題だった得点力は今シーズンも改善されず。
それどころか、昨シーズンまでの得点源だったヤシン・ブライミがFCポルトへ移籍したことで更に悪化、加えて守備陣も踏ん張れなくなったことで負のスパイラルへ陥る。
最終ラインのババン、マインスの両CBが奮闘を見せている一方で、中盤での守備が機能しておらず、フラン・リコとイトゥラは不用意なファウルでピンチを作り出すこともしばしば。
後半の巻き返しにはこの冬にレンタルで獲得し、レギュラーを早速掴んだロベルト・イバニェス、ラス・バングラの活躍にかかっている。

<後半戦のキーマン> ロベルト:イバニェス
バレンシアからこの冬レンタル獲得した右のサイドアタッカー。
スピードとドリブルに優れ、一人で状況を打開できる選手であり、攻撃の活性化が期待される。


【19位】 レバンテ

勝点:16
3勝7分9敗
13得点34失点
Casa成績:2勝3分4敗 6得点18失点
Fuera成績:1勝4分5敗 7得点16失点

【基本フォーメーション】
昨シーズン、守備を支えていたGKのケイラー・ナバスがレアル・マドリーへ移籍したことも関係したのか、失点が大幅に増加。
攻撃の攻め手も11/12シーズンにリーガに旋風を巻き起こした鋭いカウンターアタックは見られず。
ボール保持すらままならず、持っても前線に待ち受けるのはどちらかというとスピードタイプではない選手ばかりであり、攻撃に停滞感が漂う。
エル・ザールやチュメトラら、攻撃にアクセントを付けることができる選手はいるが、両名とも今シーズンはまともに出場できていない状況にあり、苦戦を強いられている。(前者は9試合、うち先発は1試合のみ。後者は10試合、うち先発は3試合)
更にレバンテに追い打ちをかけたのはアフリカネイションズカップによるディオプの離脱。
これにより、ただでさえ脆弱な中盤の守備はお察し状態に。(もともとディオプ、シソコの守備も良くなかったが)
前任者のホセ・ルイス・メンディリバルは解任され、ルカス・アルカラスが新監督に就任した後半戦、どのように巻き返すか注目したいところ。

<後半戦のキーマン> ルカス・アルカラス監督
今シーズン途中で解任されたメンディリバル監督の後を継ぎ、監督に就任。
昨シーズン、グラナダを残留に導いたように、求められるのは残留という最低目標。




【18位】 アルメリア

勝点:16
4勝4分11敗
17得点30失点
Casa成績:0勝3分6敗 6得点15失点
Fuera成績:4勝1分5敗 11得点15失点

【基本フォーメーション】

Casaでの成績が0勝とリーガ唯一のクラブとなっており、順位も18位と奮わない。
しかし、内容を見ると浮上の気配は見受けられる。
新監督のフアン・イグナシオ・マルティネスは11/12シーズンにレバンテを躍進させるなで、腕は確かであり、彼の就任後はチームが見違えるように良くなった。
負けたものの、レアル・マドリー、バルセロナ、バレンシア相手に接戦を繰り広げたのは記憶に残っているのではないだろうか。
特に1トップのヘメドはシーズン序盤の不調が嘘のように、JIM監督就任後は得点を量産。
ここ4試合で5得点を叩き出し、バレンシア戦ではあわやハットトリックの活躍も披露した。
JIM監督就任以降は改善傾向にある守備が更に統制されれば、順位を更に上げることも可能。

<後半戦のキーマン> トメル・ヘメド
マジョルカ時代に得点を量産したヘメドが後半戦になって戻ってきた。
得点感覚が戻ったことで、エドガル、ゾンゴ、ウェリントン・シルバらの前線のアタッカーの能力も引き出されるようになり、チームに良い雰囲気が戻っている。


【17位】 デポルティーボ・ラ・コルーニャ

勝点:17
4勝5分10敗
14得点31失点
Casa成績:3勝2分5敗 10得点18失点
Fuera成績:1勝3分5敗 4得点13失点

【基本フォーメーション】
ポジティブな印象が少なく、かつて世界を魅了した"スーペルデポル"は見る影なし。
メドゥンヤニン、カバレイロといった可能性を見せる選手がいる一方で、右サイドのレギュラーとして出場しているクエンカは全くインパクトを残していない。
本来ならサイドのタッチライン際でのプレーを得意とし、ボールを持っていても持っていなくても仕事をするバルサ時代の彼のプレーは、この2年間でピッチ中央まででしゃばり、サイドでの怖さを無くした上で中央で渋滞を引き起こす、という 謎の方向へ進化してしまった。
得点源となるべきFWの選手も、トチェはここまで2ゴール、ポスティガは1ゴールと物足りない。
冬に獲得し、オサスナ時代に得点を量産したオリオル・リエラの活躍に期待したいところ。

<後半戦のキーマン> オリオル・リエラ
得点不足にあえぐチームを救うために、リーガを経験したストライカーをイングランドから獲得。
実力、リーガでの経験は保証されており、彼が得点を奪えるかどうかが今後のデポルの命運を握る。



【16位】 エルチェ

勝点:17
4勝5分10敗
18得点35失点
Casa成績:2勝3分5敗 9得点15失点
Fuera成績:2勝2分5敗 9得点20失点

【基本フォーメーション】
18得点は昨シーズンと比べると上昇傾向だが、失点35はリーガ最低の数字。
1部での久々のシーズンとなった昨シーズンは堅守速攻を貫き残留を果たしたが、今シーズンは守備のバランスが悪く苦戦している。
1トップのジョナタスは得点を量産しており、守備が改善されればチームも波に乗ることができるだけにフラン・エスクリバ監督の手腕が問われる。
今シーズンは若干の色気を出してきたのか、無闇に持っては奪われるというシーンも目立つだけに、昨シーズン成功を収めた堅守速攻スタイルに戻ってしまうのも手ではある。

<後半戦のキーマン> ギャリー・ロドリゲス
今シーズンこれまで0得点1アシストと期待に応えられていないが、本来ならば更に結果を残せる選手。後半戦は更に得点に絡んでいきたい。



【15位】 ヘタフェ

勝点:17
4勝5分10敗
14得点27失点
Casa成績:2勝3分5敗 5得点12失点
Fuera成績:2勝2分5敗 9得点15失点

【基本フォーメーション】
このチームが抱えるスカッドや能力を考えたら本来ならこの順位にいるべきではない。
出だしは良かったものの、得点力のなさが仇となり、いつのまにやら降格圏間近。
ペドロ・レオンがサラリーキャップ制度により3ヶ月以上出場を認められない状況は、新戦力のヨーダのブレイクでなんとか凌げていたが、その逆サイドに位置するサラビアは成長を感じられないまま、気づけば結構良い年に。
FWも、近年のミクー、アドリアン・コルンガのように結果を残しているわけでもなく 、アルバロ・バスケスはポジションを失い、本来中盤のプレーヤーであるラフィタが務める始末では得点力不足も納得のもの。
中盤で攻守に貢献していたミチェルは去り(マデラは開幕前に契約解除、エレロは冬に中国へ)、コスミン・コントラ監督もミチェル・エレロと共に中国へ去っていった ことはヘタフェにとって大きな痛手。
新監督に就任し、古巣及びリーガでの指揮を久々にとることになったキケ・サンチェス・フローレス監督の采配次第ではEL圏内を目指せる陣容なだけに注目したい。

<後半戦のキーマン> ペドロ・レオン
今シーズンの序盤は1チームの給料上限を設定するサラリーキャップ制度の影響で、選手登録が認められていなかった。問題が解決し、ようやく出場できるようになった頃にはヨーダが彼のポジションで活躍しレギュラーを掴んでしまっているという状態。
しかし、彼のポテンシャルは確かなものであり、中盤の前目の位置であれば不自由なくできる選手であり、重要なピースになるだろう。


【14位】 コルドバ

勝点:18
3勝9分7敗
15得点28失点
Casa成績:1勝6分3敗 7得点10失点
Fuera成績:2勝3分4敗 8得点18失点

【基本フォーメーション】
シーズン序盤は"フェデ・カルタビアしか存在していないチーム"だったが、ここ最近は内容に改善が見られている。
フェデ・カルタビアは相変わらず好調をキープしているほか、序盤は怪我で出遅れたキャプテンのルソが中盤に創造力を付加させ、ギラスが前線でしっかりと決めるというパターンはチームの質を間違いなく上昇させている。
守備も向上を見せており、パンティッチ、イニゴ・ロペス、デイビドら3人のCBは試合ごとに良くなっている。
シーズン当初に期待されていたハーフナー・マイク、シスコ、リデル・マトスらは早々に失格の烙印を押されチームを後にしたが、冬に獲得したエディマールやベベが彼らの後を辿らないことを願う。
いずれにせよ、序盤の"リーガの異物"感は消え失せ、第20節ではレアル・マドリーを追い詰めるなど、このパフォーマンスを続ければ他のチーム次第ではあるが更に上の順位も目指せる。

<後半戦のキーマン> フェデ・カルタビア
昨シーズンのリーガのサプライズ選手。バレンシアからレンタルでやってきた今季はまさしくチームの中心となっている。プレーの選択が遅いという課題も改善されつつあり、今や彼なしではチームが成り立たなくなっている。
また彼の恩師であるジュキッチとの再会もプラス方面に働いてることと思う(バレンシア時代にトップチームに昇格させた他、バレンシアに来る以前からジュキッチの息子と共にプレーしていたのを見ていた) だけに、後半戦も彼の活躍が必要不可欠であるだろう。


【13位】 アスレティック・ビルバオ

勝点:19
5勝4分10敗
15得点25失点
Casa成績:3勝2分4敗 10得点10失点
Fuera成績:2勝2分6敗 5得点15失点

【基本フォーメーション】
昨シーズン無類の強さを誇っていたサン・マメス・バリアで3勝2分4敗という成績は誤算。
また15得点もこのメンツからでは物足りないもので、アドゥリスのみならずボルハ・ビゲラにも更なる活躍が求められる。
しかしそれ以上にベニャの不振が痛く、マンチェスター・ユナイテッドへ移籍したアンデル・エレーラの穴を埋めるどころか、自らが穴になってしまい、ここ最近は19歳のウナイ・ロペスにすら出番を奪われてしまっている。
ベニャの不調はイトゥラスペ、ミケル・リコのプレーにも影響し、トップ下が機能不全に陥っている状態ではミケル・リコの大胆な攻め上がりは披露できなくなり、イトゥラスペはロングボールを入れるしかない状態である。
ムニアイン、スサエタもパフォーマンスが良いとは言えず、長らく右サイドバックのレギュラーを務めていたイラオラはデ・マルコスにポジションを奪われ、退団の噂も出てきてしまっている。
いずれにせよこのままでは残留争いに巻き込まれることは間違いなく、早々に落とし所を見つける必要がある。

<後半戦のキーマン> ベニャ・エチェバリア
上記で述べた通り、現在のビルバオの"穴"となってしまっている。
ベティス時代のプレーさえできればチームの舵取りを安心して任せることができるが、このままのプレーに終始するなら、いっそ彼を諦めてしまうのも手。


【12位】 レアル・ソシエダ

勝点:19
4勝7分8敗
19得点24失点
Casa成績:4勝2分4敗 14得点11失点
Fuera成績:0勝5分4敗 5得点13失点

【基本フォーメーション】
何をしたいかわからないままハゴバ・アラサテ監督が解任され、新たにデイヴィッド・モイーズ監督が就任したことにより注目度が一気に上がったラ・レアル。
内容的には一気に改善、というわけにはいかないが、それでも少しずつプラスの方向へ向かっている。
とはいえ、モイーズ就任後も勝ち星が増えているわけではないのも事実。(勝ち点は増えているが)
本拠地のアノエタでは今シーズン監督を務めた3人の監督がそれぞれレアル・マドリー、アトレティコ・マドリー、バルセロナを破り、バレンシアには引き分けるなど上位陣には強さを見せるが、下位には取りこぼすなど実力が安定しない。
またアウェイでは1勝もできずと散々な出来である。
しかし、モイーズ就任後はカウンターとポゼッションを組み合わせ、よりゴールに迫る機会が増えており、あとはアギレチェ、フィンボガソンらの奮起を待つばかりである。
現状ではカルロス・ベラにおんぶにだっこ状態なので、攻撃陣全体の活躍が必要不可欠。

<後半戦のキーマン> セルヒオ・カナレス
グリーズマンがアトレティコに去ったことで左サイドでの出番を確保したが、決して良いプレーを見せているということではない。
才能のある選手なだけに、得点もアシストも増やしていきたい。


【11位】 セルタ・デ・ビーゴ

勝点:21
5勝6分8敗
18得点21失点
Casa成績:3勝3分3敗 12得点10失点
Fuera成績:2勝3分5敗 6得点11失点

【基本フォーメーション】
シーズン序盤こそチーム全体が連動し、攻守において魅力あるチームだったが、バルサ戦勝利のあとは得点を奪うことすらできない試合が続き、気づけばボトムハーフで折り返し。
昨シーズンは15位で折り返したことを考えれば前進しているのだが、序盤の戦いを見れば物足りないとも言える。
ラリベイ、ノリート、オレジャナら3人が得点を量産していたのは序盤のみで、そこからは何をしても得点を奪えずという状態だった。
得点を取ることさえできれば、自慢のパスワークとショートカウンターを組み合わせた戦い方はリーガでも屈指なので、まずは攻撃の再確認から後半戦を始めよう

<後半戦のキーマン> ホアキン・ラリベイ
バルセロナ戦では決勝ゴールをあげるなど、これまで7得点。
しかし肝心のバルセロナ戦以降では出場停止があったとはいえノーゴールでは話にならない。
セルタの得点が前線の3人に依存しているだけに、ラリベイの復活次第でチームの行方も変わるでしょう。


【10位】 ラージョ・バジェカーノ 

勝点:23
7勝2分10敗
20得点33失点
Casa成績:2勝1分6敗 8得点14失点
Fuera成績:5勝1分4敗 12得点19失点

【基本フォーメーション】
今シーズンも例年通り守備を無視して攻撃一直線、元気にパコ・ヘメスのポゼッションサッカーを実践中のラージョ・バジェカーノ。
アトレティコから再びレンタルでやってきたラージョ育ちのレオに加え、両ウィングにカクタとアキーノを揃え、中盤のトラショーラス、バエナ、ブエノらが攻撃の形を作るという哲学は健在。
今シーズンの傾向としては、ポゼッション率は例年より低い値となったが、それでも58.7%という高い数字を叩きだし、2位の座を手にしている。(1位はもちろんバルセロナの70.1%)
一方で、例年に比べサイドからのクロスやロングボールも増えており、より工夫が見られるようになった。
両サイドのカクタ、アキーノらも好調であり、特にカクタはこれまで全試合先発出場。
リーガでは異質なテンポでの仕掛けやスピード、そして確かな技術でラージョの攻撃の中心に君臨、これまで活躍していたラス・バングラが手も足も出ず、レンタルで出されてしまうほど。
チェルシーでは出番を得られず、近年はレンタルでたらい回しにされているが、今シーズンの活躍は眼を見張るものがあり、チェルシー復帰も夢ではなさそう。(使われるとは思いませんが)
気がかりなのはティトで、怪我によりしばらく離脱する見込み。
相変わらず守備はあってないようなものなので、ティトの早期復帰が待たれる。

<後半戦のキーマン>  マヌーショ
これまでリーガ全試合に出場しているが、実は先発出場は3試合のみ。
これからもFWの位置はレオが務めることが予想され、マヌーショがいかに途中投入でチームを良い方向へ導けるかが鍵となる。


【9位】 エスパニョール

勝点:23
6勝5分8敗
22得点29失点
Casa成績:5勝3分2敗 14得点9失点
Fuera成績:1勝2分6敗 8得点20失点

【基本フォーメーション】
内容的には乏しい試合が多いものの、セルヒオ・ガルシアとカイセドがチームを牽引し勝利をモノにしている。 (とかなんとか言ってたらこの記事書いている最中にアルメリアに3発快勝。うーむ)
カイセドはここ数試合でゴールを量産しており、国王杯ではバレンシア、セビージャに勝利する原動力にもなった。
中盤ではビクトル・サンチェスとカニャスが君臨し、しっかりと中を締めつつ、機を見て攻撃的に行くことができている。 
これに加え、スーパーサブとしてストゥアーニ(今シーズン6得点)やスペイン代表にも定着したカシージャなど、目立たないながらも堅実に勝ち点を積み上げている。

<後半戦のキーマン> ルカス・バスケス
今シーズン、ブレイクした選手の一人。
ボールを持った時のドリブルやコース取りには一見の価値ありで、ストゥアーニからレギュラーを奪い取るまでに至った。




【8位】 エイバル

勝点:27
7勝6分6敗
24得点25失点
Casa成績:3勝3分3敗 13得点14失点
Fuera成績:4勝3分3敗 11得点11失点

【基本フォーメーション】
今シーズンのリーガにおけるサプライズ。
クラブ史上初の1部挑戦ながら、鋭いカウンターアタックを武器に8位という高順位につけている。
特筆すべきはダニ・ガルシアで、適切なポジショニングでチームの攻守に貢献しており、インターセプト数ではリーグ3位、守備の貢献はもちろんビルドアップ能力にも長けている。
一方で、これまでチームの守備を支えてきたラウル・アルベントサがこの冬、プレミアへ移籍したことで守備の弱体化も懸念されるが、前半戦同様の戦いを見せれば、最低目標である残留は容易に達成できそう。

<後半戦のキーマン> マヌ・デル・モラル
レギュラーを獲得するには至っていないものの、ここ数試合は結果を残しつつある。
このままスーパーサブとして試合を動かすピースとなるか、レギュラーを手にして常にチームの助けとなるか、注目したい。


【7位】 マラガ 

勝点:31
9勝4分6敗
22得点20失点
Casa成績:5勝3分2敗 13得点7失点
Fuera成績:4勝1分4敗 9得点13失点

【基本フォーメーション】
ここ数シーズン、カバジェロの壁に阻まれ出場機会を得られていなかったカメニが大活躍。
これまでリーガのベストGKの一人といえるプレーを披露しており、彼を中心とした守備組織の出来は失点20という少なさにも如実に現れている。
カマーチョ、ダルデルの働きも無視できず、攻守のバランスがとれている。
冬のマーケットでストライカーだったサンタクルスが離れたものの、アムラバトは昨シーズンのマラガを引き上げた選手であり、更にはバジャドリーで活躍したハビ・ゲラを獲得したことで得点力の向上を狙いたい。(そのハビ・ゲラ、早速ゴールを決めるなど活躍中)

<後半戦のキーマン> ハビ・ゲラ
加入後2試合目の20節で早速ゴールを決め、結果を残す。
中盤の並びは流動的であり、アムラバトのサイド起用も考えられるため、ハビ・ゲラの仕事は多くなりそうな予感。




【6位】 ビジャレアル

勝点:35
10勝5分4敗
32得点17失点
Casa成績:6勝0分3敗 18得点9失点
Fuera成績:4勝5分1敗 14得点8失点

【基本フォーメーション】
今、リーガで最も"ノッている"チーム。
昨年9月のレアル・マドリー戦以降、全ての試合で得点をあげており、アトレティコ相手には勝ち星をあげるなど、素晴らしいシーズンを過ごしている。
今シーズン、ラシン・クラブから加入した前線のビエットは欧州初挑戦ながらゴールを量産しており、名実ともにエースとなりつつある。
一方でCBのレギュラーとして守備を支えていたガブリエルが2000万€でアーセナル移籍が決定。
ムサッキオが怪我から復帰したもののコンディションは上がっていないため、守備には不安も。
攻撃陣はレギュラー陣と、モイ・ゴメスは好調なものの、昨シーズンのトップスコアラーであるジオバニ・ドス・サントスが未だ無得点は気になる所。
いずれにせよ、規律の取れた組織からの流麗なパスサッカーはかつて欧州を席巻したビジャレアルを思い出させ、加えてカウンターの切れ味も鋭く、どんなチームでも簡単には勝てそうにない。(実際、バレンシアに1-3で負けて以降は7勝3分)

<後半戦のキーマン> マテオ・ムサッキオ
今シーズンは怪我でしばらく離脱していたこともあり、これまで6試合の出場に留まっている。
ガブリエルがチームを去る後半戦では彼の働きが重要になる。
ガブリエルとビクトル・ルイスという展開力を備えた2人のCBの関係は崩れるため、後方からの展開は難しくなるでろうことが予想されるため、本職である守備でどれだけ以前のパフォーマンスへ戻せるかが鍵。


【5位】 バレンシア

勝点:38
11勝5分3敗
35得点17失点
Casa成績:8勝1分1敗 23得点7失点
Fuera成績:3勝4分2敗 12得点10失点

【基本フォーメーション】
ピーター・リムがオーナーに就任し、長年苦しめられていた財政問題が解決されたことが大きな要因ではあるものの、それ以上に充実している印象。
オタメンディとムスタフィのコンビはリーガ屈指のCBコンビであり、オタメンディはクリア数、空中戦勝率でリーガ1位、どんな体勢からでもクリアに行ける優秀なCBに。
中盤を見ても、柔らかく天才的なボールタッチを誇るアンドレ・ゴメス、パスの捌き手ながら得点能力も開花しつつあるパレホ、広大な守備範囲を誇るハビ・フエゴに加え、中盤全てのポジションを高次元でこなせるエンソ・ペレスを冬に獲得したことで基本となる4-3-3の他にフラット型4-4-2、3-4-3、3-5-2、4-1-4-1、4-2-3-1など状況に合わせて様々な選択肢を採れるのも強み。
一方でFW陣は物足りない印象であり、パコ・アルカセルはシーズン開幕当初のゴールラッシュが嘘のようにゴールから見放されている他、ネグレドやロドリゴももう少し頑張って欲しいところ。
また、ホームの成績はアトレティコと並びリーガ最高であるものの、アウェイでは勝ち切れない試合が多いのも後半に向けて懸念すべきところ。

<後半戦のキーマン> エンソ・ペレス
冬にベンフィカから2500万€で獲得したスター選手。
ここ数試合はドブレピボーテの一角で起用されているが、レアル・マドリー戦ではアンカーで起用された他、アルゼンチン代表ではサイドで起用、トップ下もできるとあり、非常にポリバレントな選手。
新加入選手とは思えない働きをデビュー戦のレアル・マドリー戦で披露しており、彼の加入で様々なオプションが可能となったのは大きい。


【4位】 セビージャ

勝点:39
12勝3分3敗
30得点17失点
Casa成績:7勝3分0敗 19得点5失点
Fuera成績:5勝0分3敗 11得点12失点

【基本フォーメーション】
中盤で攻守ともに奮闘していたステファン・エムビアが怪我で離脱したものの、メンバー的には落ちておらず。
1トップのバッカは絶好調で既に11得点(20節のバレンシア戦で12得点目)を記録し、デニス・スアレスのアイデアをバッカが最大限に活かし、アレイチュ・ビダル、ビトロらがアクセントを加えるなど、攻撃面では近年のセビージャでもかなりのレベルにある。
一方でデウロフェウと守備陣には一抹の不安もあり。
前者に関しては、プレー選択の判断が遅く、自らチャンスを潰すことが多く見受けられる。
後者では守備ラインで絶対的な存在であるのはコケとパレハだけであり、他のポジションは中々選手を固定できない状況にある。
20節でクリホヴィアクが怪我をしたため、彼が離脱となれば守備面では更に苦しい状況となりそうな状況である。

<後半戦のキーマン> グジェゴシュ・クリホヴィアク
セビージャを支える屋台骨。
中盤でのハードな潰しをしたと思えば、次のシーンではクレバーなカバーリング、足元の技術もあり組み立てもできるという高レベルのピボーテの選手。
怪我の程度が心配されるが、彼が健在であればセビージャの躍進は続くと予想される。




【3位】 アトレティコ・マドリー

勝点:41
13勝2分4敗
37得点18失点
Casa成績:8勝1分1敗 24得点8失点
Fuera成績:5勝1分3敗 13得点10失点

【基本フォーメーション】
ジエゴ・コスタ、ビジャが抜けたFW陣にマンジュキッチ、グリーズマンを、フィリペ・ルイスが抜けた穴にはアンサルディとシケイラを獲得したことでクオリティを維持。
グリーズマンはフィットに時間がかかったものの、現在では得点量産体制に入っている。
また、注目されたGK人事でも、モヤが安定した仕事を披露してクルトワの穴をしっかりと埋めた。
昨シーズンと比べるとヘディングでの得点が大幅に増えており、実に全得点の半分がヘディングによるものだが、やはり若干の攻撃力不足も目立つ。
7年半ぶりに復帰したフェルナンド・トーレスの存在が攻撃にどのように作用するか見ものです。
また、昨シーズンまで絶対的な存在だっったミランダが怪我で離脱していた間にホセ・マリア・ヒメネスが台頭。昨シーズン2試合のみの出場に終わったが、ミランダの不在を感じさせないパフォーマンスを見せてます。

<後半戦のキーマン> フェルナンド・トーレス
国王杯のレアル・マドリー戦で2ゴールを記録し、復活の兆しを見せる。
チェルシー、ミランでの苦しい日々から解き離れたように、自らの家で生き生きとしているトーレスは一見の価値あり。
シメオネが要求する守備の貢献はできる選手であり、あとはオフサイドの本数を少なくしてDFラインとの駆け引きをモノにしたい。


【2位】 バルセロナ

勝点:44
14勝2分3敗
48得点9失点
Casa成績:8勝0分1敗 32得点4失点
Fuera成績:6勝2分2敗 16得点5失点

【基本フォーメーション】
19節で9失点という堅守を誇るのはマスチェラーノの気配り、ブラボの好パフォーマンスに加え、ピケの復調も大きく、バルセロナの守備を打ち破ってゴールを奪うのは困難である。
一方で攻撃陣は物足りない印象であり、アウェイでの得点力はホームのものの半分となっている。
イニエスタの不調により、最終ラインでの崩しが少なくなっている状態にある他、スアレスがもっと貪欲にゴールを狙わなければ怖さも半減してしまうもの。
中盤を固められるとダニエウ・アウヴェスがクロスをあげるマシーンと化してしまうため、この際の解決策を早急に見つける必要があるが、移籍市場から閉めだされているため現有戦力から見つけるしかないのがもどかしいところ。

<後半戦のキーマン> ルイス・スアレス
W杯での愚行から復帰して数ヶ月経つが、求められている数字は残せていない。
動きはバルサにフィットしており、アシストも多く記録しているだけに、もっと得点にひたむきな姿勢になるべき。
スアレスが中央、メッシが右サイドという形も増えているだけに、更にゴールへ近づくシーンを増やしたい。

【1位】 レアル・マドリー

勝点:45
15勝0分3敗
62得点15失点
Casa成績:7勝0分1敗 27得点5失点
Fuera成績:8勝0分2敗 35得点10失点

【基本フォーメーション】
公式戦22連勝を記録するなど、ポジティブな話題が多かったものの、内容的には疑問符の付く試合も多く見られた。
特にビジャレアル戦は負け試合に限りなく近く、バレンシア戦では完全に押さえ込まれてしまい、最新の20節ではかろうじて勝ったもののコルドバ相手に完全な負け試合を演じてしまっている。
クロース、イスコ、ハメスの"ファイヤーフォーメーション"ではクロースの位置を狙われて守備に綻びが見られる他、ディ・マリアの移籍や、モドリッチの負傷離脱が中盤の安定を欠く要因ともなっている。
攻撃面ではロナウドが結果を残し続けているものの、ベンゼマは孤立するシーンが多くなり、ベイルも数字ほどのプレーを披露しているわけではない。
選手の質を考えれば間違いなくリーガ最強であり、アンチェロッティが中盤の落とし所をどうつけるか注目したい。

<後半戦のキーマン> イスコ
攻撃のセンスは当然ながら、守備にも奮闘するようになり一段上の段階へ登った印象がある。
ディ・マリアの役割を求めるのは酷だが、彼にしかできない仕事もあるだけに、他の選手との連携からチームの舵取りを行いたい。





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